こんにちは!こうちゃ55です。
北海道も急激に気温が上がってきました。
暑い夏でも、受験生とっては山場!暑さに負けず走り切りましょう~。
彼女に振られたり、テスト期間を迎えたりで、更新が遅くなってしまい申し訳ないです…。
北大受験体験談➀・➁をまだご覧になっていない方は、そちらからご覧になるとより理解が深まるかと思います。
さて、今回の記事では、これまでの記事に引き続き、僕の北大後期受験の体験談(試験前日&当日 ver.)を詳しくご紹介していこうと思います。
出発前の気持ち
いよいよ受験前日。
京大に落ちた割にはよく寝ることができました。
友達には、「採点者を泣かせるような小論文を書いてくるわ!」と強がっていました。
とはいえ、共通テストの判定的にも合格は厳しい状況。
(筆者の得点率は、傾斜後で81%くらいだったので、D判定くらいだったと記憶していますが、これでは少し足りないですし、なにより小論文で逆転というのは難しいです。)
とりあえず受けに行くことにしたわけですが、心の中では浪人を覚悟していました。
というのも、落ちた日(=3/10)のうちに、駿台高卒クラスに申し込んでいました(笑)。
↓これは、申込時のメールです。懐かしい(笑)
結局北大に合格をいただいた後には、入学取り消しの連絡をしましたが、浪人を決めた同級生たちには引き止められましたね(笑)。
すみません。脱線したので戻ります。
万が一飛行機が遅れても大丈夫なように、朝一の便(確か6時半くらい)の便を予約していました。
東大・京大を受ける方以外は、もう少し早く合否が分かっているかと思いますので、本番2日前くらいの飛行機をお勧めしておきます。
幸いなことに、筆者の飛行機は定刻で出発してくれました。
3/11 北海道に入る
新千歳空港に着いたのは朝の8時くらいでした。
結論から言います。
メチャクチャ暇でした。
ホテルのチャックインは15時だったので、そこまで何もやることがありませんでした。
とりあえずは、受験会場まで歩いて行ってみることにしました(暇すぎて結局ホテルと2往復しました)。
しかし、さすがは北海道。
この道中が本当に歩きにくいんですよね。
というのも、3月中旬の札幌は、いたるところで雪が融けた後の水があふれていて冠水しているからです。
もちろん雪も残っていて滑りやすいです。
雪用の本格的なブーツを履いてこないと後悔すると思います。
前日に、高等教育推進機構(北大生は教養棟と呼び、主に1年生が通う建物です)の前のところに掲示があり、そこで受験の教室が発表されていました。
しかしです。この建物が実は北大の中でも札幌駅と真反対のほうにあり、札幌駅近辺から雪道を歩くと30分くらいかかります。
受験の建物や教室は、学部によって全然違うので、個人で確認してほしいのですが、文系は高等教育推進機構にまとめられていたような気がします(間違っていたらごめんなさい)。
札幌駅から遠いので、札幌駅近くのホテルに宿泊している人は地下鉄南北線を使うか、雪が降っていなければ大学の中を歩いてくるといいと思います。
冬の北大は結構きれいで、歩くと楽しいですよ。
他の受験生はすっ転びまくっていましたが、縁起でもないので、絶対に転ばないように気を付けて歩いたのを覚えています。
無事に受験会場と道のりを確認したら、サイゼで豪遊しました。
生ものはおなかにあたると怖いので避けて、おいしいものを食べて備えましょう!!
無事チェックインできたら、早めに寝て翌日に備えました。
特に勉強はしませんでしたが、小論文を添削してもらった先生に応援の言葉をいただいてうれしくなりました。
途中までは残った過去問を解くか迷っていましたが、正直何か詰め込んだところで小論文ができるようになるわけではないと思うので、早く寝ちゃっていいと思います。
小論文は3時間の長丁場なので、頭を休めるのが最優先だからです。
3/12 北大後期 受験当日
一人で北海道に来ていたこともあり、無事に起きられるか不安だったので、親に電話をお願いしていましたが、一人でちゃんと起きられました。
ホテルでの朝ごはんはバイキングだったので、テンションが上がって大量に食べました(笑)。
リュック一つできていたので、特に片付けに時間がかかることもなく、さっとホテルを出発できました。
会場につく時間について、ここでアドバイスしておきます。
結論としては、「開場時間ぴったりを目指す」がベストだと思います。
理由は次の二つです。
➀早く着きすぎても、寒い中外で並ばされるから。
➁開場時間から集合時間までもかなりの余裕があるから。
ということで、あまり早すぎる時間に行く必要はないと思います!
実際僕も、開場時間くらいにつくと、ちょうど入場が始まるタイミングで、スムーズに教室にたどり着くことができました。
会場は、いわゆる大学の大きな講義室といった感じでした。
椅子が前後に動くことや、机が縦に狭いのは気になりましたが、そこまで大きな問題にはなりませんでした。
周りを見てみると…
さすが後期試験ということもあり、ほぼ全員死んだ魚の目をしていました(笑)。
それもそのはず。
会場にいるのは全員、一度試験に落ちている人間だからですね。
だからこそ後期試験は、メンタル勝負と言い換えることもできるわけです。
前期試験などの失敗をすべて忘れて切り替えられれば、倍率ほど難しい試験ではないんです。
もう一度いいます。
大事なのは、切り替えです。
ということで、死んだ魚たちを横目に、試験開始です。
ここから奇跡が起こります…。
いよいよ試験 奇跡が起きる!?
問題が配られ、試験開始。
一度過去問を解いた時には、すべて書き切るのに4時間かかったこともあり、スピードを意識しながらやるしかないと思い、問題を確認しました。
僕の場合は英語の方から解き始めました。
これにはきちんと理由があります。
それは、「日本語は急いで読めるが、英語は無理だから」です。
先に日本語部分をやって、時間が足りなくなっても、英語の課題文を急いで読むのには限界があります。
一方で、残った文章が日本語なら、英語よりは多少なりとも急いで読めると思いませんか?
ということで、英語の方から取り組むことを推奨しておきます。
英語の部分を1時間半ほどかけて解答しきり、「かなりいいペースだな」と思いつつ、日本語パートに入ります。
課題文を見た瞬間、体に電撃が走ります…⚡。
「この文章…読んだことあるやんけ!!!」
何を隠そう、課題文は学校の現代文の授業で秋ごろに授業で扱った文章でした。
抜粋されている部分も、授業で扱った部分とモロかぶりです。
さらにさらに…この文章の作者の方は、僕の高校3年生むけに、学校で講演を行い、この文章について解説してくれていたのです。
本当に、僕は世界で最もツイていたと思います。
この瞬間に共通テストのビハインドのことも忘れて、合格を確信しました。
当たり前ですね(笑)。
課題文は流し読み程度で確認し、問題を見てみると、学校で先生が出してくれた問題と同じようなことが問われていました。
記憶でも答案書けるぞ…と思いつつ、課題文を丁寧に読み込みながら最高の答案を仕上げていきます。
この時には、合格ではなく、小論文の最高点を取ってやると思いながら解き進めていました。
(本当に最高点だったかはわかりませんが、たぶん違います💦)
ということで、以前は1時間足りなかった試験を15分ほど余らせて終わらせることに成功したので、丁寧に見直しをして、無事試験は終了しました。
試験終了の瞬間に、合格を確信することができたのは、最高に気持ちよかったですが、この状況はまれだと思います(笑)。
30分くらい、答案の枚数確認などで教室に拘束されましたが、解放されると、ようやく現役生としての受験はすべて終了しました。
試験終了後
先生や家族、友達に「多分受かった」と調子に乗ってメールで報告して回り、その後は寿司屋に向かいました。
寿司を食べて、1年にわたる受験生活を一人でねぎらった後は、帰りの飛行機まで時間があったので、北大の植物園に行くことにしました。
雪の積もる冬季は、温室のみ公開されているんですが、これがまた面白いんですよ。
南国の植物や、食虫植物、自分の顔よりもずっと大きな葉を持つ植物など…ずっと見てられます。
冬は120円なので、是非寄ってみてください。
といいつつ、実はこのスポット、北大生はタダなんですよね。
北大生になる自信のある方は、入学後でも良いですね(笑)。
北海道での生活に思いを馳せつつ、飛行機に乗って家に帰り、受験の全行程は終了です。
いかがでしたでしょうか。
「お前はただ運が良かっただけやんけ!」と思った方も多いと思います。
白状します…。
本当にその通りです。
ですが、「運も実力のうち」とも言いますよね💦
ということで、実力だったということにしておいてください。
次回は、合格発表とその後の流れなどについて説明していきたいと思います!
役に立ったと思った方は、ぜひいいねやコメントをお願いします。
どんな質問でもお答えしますよ~。
ではまた!
次の記事はこちらです!
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